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マオリ語の数・人数・値段の尋ね方:E hia と Tokohia

E Hia

この記事は、Settemila Lingueのマオリ語文法ツリーの一部です。

まず押さえること

物の数は E hia?「いくつ?」、人数は Tokohia?「何人?」で尋ねます。物なら E rua.「2つです」、人なら Tokorima.「5人です」のように答えます。まずはこの2組を覚え、1つ・1人を表す kotahi や、値段を尋ねる E hia te utu?「いくらですか?」へ広げましょう。

この表現でできること

本の冊数を確かめる、食事に来る人数を聞く、買い物で値段を尋ねる。数や量をめぐる短いやり取りは、日常のあちこちで必要になります。この項目は入門段階で学ぶ内容ですが、数字を順に唱える練習とは少し違います。「何について、いくつと聞くのか」によって、質問と答えの形を選ぶ必要があるからです。

日本語では「何冊・何匹・何日・何人」のように、助数詞(数えるものの種類に合わせて添える語)を使います。マオリ語では、まず人を数える場合と、それ以外の場合を分けると整理しやすくなります。本なら「冊」、犬なら「匹」に相当する語を毎回探すのではなく、基本的には同じ数の表現に、何を数えるかを続けます。

ただし、「いくら」「どれくらい」という日本語がすべて同じ形に置き換わるわけではありません。値段なら「価格」、水の量なら「リットル」のように、何の数量を知りたいのかをはっきりさせることも大切です。以下では物と人数の基本から始め、後半で大きい数や量の表し方を扱います。

形と組み立て方

物の数を尋ねる:E hia ngā …?

基本形は E hia ngā + 数えるもの? です。hia は数を尋ねる部分、ngā は後ろの名詞(物・人・事柄の名前)が複数であることを示す語です。

  • E hia ngā pukapuka? — 本は何冊ですか。
  • E hia ngā kurī? — 犬は何匹ですか。
  • E hia ngā rā? — 何日ですか。

日本語では「本は何冊?」と、数を尋ねる部分が後ろに来ます。マオリ語のこの形では E hia を先に置き、その後に「本」「犬」「日」を続けます。「何冊」「何匹」に合わせて hia 自体を変える必要はありません。

ngā は、日本語の「たち」と完全に対応するわけではありません。日本語で「本たち」とは言わなくても、マオリ語では複数の本に ngā pukapuka を使います。また、普通の名詞の多くは複数になっても語の形を変えません。

物の数を答える:E rua ngā ….

2から9までの物の数を答えるときは、基本的に e + 数字 を使います。ここでの e は、数の表現を作るための短い語です。日本語の「個」「冊」「です」のどれか一つに置き換えて理解するより、数とまとめて覚えるほうが確実です。

  • E rua ngā pukapuka. — 本は2冊です。
  • E whā ngā rā. — 4日です。

質問の hia を、答えとなる数に置き換えるつもりで練習しましょう。

マオリ語 日本語 組み立て方
E hia ngā pukapuka? 本は何冊ですか。 本の数を尋ねる
E rua ngā pukapuka. 本は2冊です。 数を入れて答える
E rua. 2冊です。 本の話だと分かっていれば短く答える

日本語で「本は2冊あります」と訳せる場面でも、このマオリ語の形に、別の「ある」に当たる語を必ず足す必要はありません。数を先に述べるこの組み立てだけで、数量を伝えられます。

人数を尋ねる:Tokohia …?

人の数には Tokohia? を使います。物の数の E hia と対にして覚えてください。

  • Tokohia ngā tāngata? — 人は何人ですか。
  • Tokohia ngā tamariki? — 子どもは何人ですか。

tāngata はここでは「人々」、tamariki は「子どもたち」です。子どもも人数なので、この形で尋ねられます。人を数えるときの toko- は、日本語の「人」に少し似た役割を果たしますが、数字の後ろではなく前に付きます。

2人なら tokorua、5人なら tokorima です。toko- を付けた形は一語で書き、基本の人数表現では、その前にさらに e を付けません。

  • Tokorua ngā tāngata. — 人は2人です。
  • Tokorima ngā tamariki. — 子どもは5人です。
  • Tokorima. — 5人です。

1から9までの答え方

まずは、実際によく使う小さい数を一覧で確かめましょう。1だけは、物でも人でも kotahi が基本です。

数 物の数として答える形 人数として答える形
1 kotahi kotahi
2 e rua tokorua
3 e toru tokotoru
4 e whā tokowhā
5 e rima tokorima
6 e ono tokoono
7 e whitu tokowhitu
8 e waru tokowaru
9 e iwa tokoiwa

数字を唱えるときの「1」は tahi ですが、「1冊です」「1人です」と数量を述べるここでの形は kotahi です。表の2から9の規則を、そのまま1に当てはめないようにしましょう。

  • Kotahi te pukapuka. — 本は1冊です。
  • Kotahi te tamaiti. — 子どもは1人です。

te は、単数、つまり一つのもの・一人の人を示すときに使う語です。質問では数がまだ分からないので ngā pukapuka と聞いても、答えが1冊なら te pukapuka に変わります。子どもについては、単数の tamaiti と複数の tamariki で名詞自体の形も変わる点に注意してください。

値段を尋ねる:E hia te utu?

utu は「価格・代金」を表します。買い物では、次の組を覚えると役立ちます。

  • E hia te utu? — 値段はいくらですか。
  • E rima tāra. — 5ドルです。

この質問の te は誤りではありません。価格という一つの事柄について、その金額を聞いているからです。物を何個と尋ねる E hia ngā …? と、金額を尋ねる E hia te utu? は、よく使う別のまとまりとして覚えましょう。

E rima tāra の tāra はドルです。人の数ではないので、金額の5に toko- は使いません。また、日本語訳の「ドル」は意味を理解するための訳であり、マオリ語で答えるときには tāra を使います。

場面で見る例文

次の例は、物・日数・人数・値段の4種類に分かれています。質問と答えを続けて音読すると、数字だけを暗記するより使い分けが身に付きます。

マオリ語 日本語 場面・ポイント
E hia ngā pukapuka? 本は何冊ですか。 手元の本の数を確認する
E toru ngā pukapuka. 本は3冊です。 物の数なので e を使う
E hia ngā kurī? 犬は何匹ですか。 動物も基本は物と同じ数え方
E rua ngā kurī. 犬は2匹です。 日本語では助数詞が変わるが、マオリ語の数の形は同じ
E hia ngā rā? 何日ですか。 日数を確認する
E whā ngā rā. 4日です。 日数にも e + 数字を使う
Tokohia ngā tāngata? 人は何人ですか。 人数を尋ねる
Tokotoru ngā tāngata. 人は3人です。 toko- を付けて答える
Tokohia ngā tamariki? 子どもは何人ですか。 子どもも人数として尋ねる
Tokorima ngā tamariki. 子どもは5人です。 rima と tokorima を区別する
Kotahi te tamaiti. 子どもは1人です。 1人なら kotahi と単数の形
E hia te utu? 値段はいくらですか。 値段を尋ねる定型表現
E waru tāra. 8ドルです。 金額と通貨を答える
E hia ngā kapu? カップはいくつですか。 食事の準備で数を確かめる
E ono ngā kapu. カップは6つです。 物の名前を変えて応用できる

日本語では、場面に応じて「何人いらっしゃいますか」「何冊ありますか」など、動詞や丁寧さを調整します。この表の訳は読みやすく「です・ます」にそろえていますが、マオリ語の例に日本語の丁寧語の仕組みがそのまま含まれているわけではありません。

よくある間違い

1.人数の形を物にも付ける

  • 誤り: Tokorua ngā pukapuka.
  • 正しくは: E rua ngā pukapuka. — 本は2冊です。

toko- は、何でも数えられる万能の助数詞ではありません。本や犬、日数などの基本的な数量には e rua、e toru などを使います。逆に、人数を練習しているときには、Tokohia? — Tokorua. の組を意識しましょう。

2.Tokohia の前に e を重ねる

  • 誤り: E tokohia ngā tamariki?
  • 正しくは: Tokohia ngā tamariki? — 子どもは何人ですか。

E hia の形に引っ張られないようにします。基本の質問は E hia? と Tokohia? の2つであり、Tokohia だけで人数を尋ねる形ができています。答えも Tokorima.「5人です」で、ここに e を足しません。

3.「1つ」を e tahi と組み立てる

  • 誤り: E tahi ngā pukapuka.
  • 正しくは: Kotahi te pukapuka. — 本は1冊です。

この数量を述べる形では kotahi を使い、後ろも単数の te にします。「1人の子ども」なら Kotahi te tamaiti.「子どもは1人です」です。数え歌の tahi と、文で数量を言う kotahi を分けて覚えましょう。

4.値段の質問でも必ず ngā にする

  • 誤り: E hia ngā utu? を、単に「これはいくらですか」のつもりで使う。
  • 正しくは: E hia te utu? — 値段はいくらですか。

ngā utu は複数の価格・代金を指す形です。複数の値段を扱う文脈はあり得ますが、一つの品物の価格を聞く基本形とは区別しましょう。E hia の後ろに機械的に ngā を置くのではなく、何について尋ねているかを考えます。

5.日本語の語順のまま並べる

  • 誤り: Ngā pukapuka e hia? を、標準的な基本形として覚える。
  • 正しくは: E hia ngā pukapuka? — 本は何冊ですか。

実際の会話には言い直しや強調もありますが、最初に身に付けたいのは数を尋ねる部分を先に置く形です。「本は……」から訳し始めるのではなく、口を開いたらまず E hia、人数なら Tokohia と言う練習をしましょう。

実際に使うときの注意

短い返答は、話題が共有されていれば十分

本の数を聞かれて E toru.「3冊です」と答えるのは自然な省略です。毎回 ngā pukapuka まで繰り返す必要はありません。一方、いくつもの品物の話をしていて、何の数か分かりにくければ E toru ngā pukapuka.「本は3冊です」と言い切ると明確になります。

質問も、何を数えるかが目の前ではっきりしていれば E hia?「いくつ?」だけで済むことがあります。ただし E hia? 自体が必ず「値段はいくら?」になるわけではありません。買い物の場面で曖昧さを避けたいなら E hia te utu? を使います。

「何日」と「何日ですか」は場面で区別する

E hia ngā rā? は、日の数を尋ねる表現です。日本語の「今日は何日ですか」は日付を聞きますが、その意味にこの質問をそのまま使わないようにしましょう。「4日間」と「今月の4日」は、同じ数字でも別の情報です。

長母音の印も含めて覚える

ngā、tāngata、whā、rā、tāra の横線は、長母音を示す記号です。日本語で長い音と短い音を区別するのと同様に、マオリ語でも母音の長さを大切にしてください。特に、例文の tāngata「人々」と、単数の tangata「人」のように、長さの違いが語の形の区別に関わることがあります。

発展:大きい数・量・別の文への広げ方

ここからは、基本の E hia? — E rua. と Tokohia? — Tokorua. に慣れてから読めば十分です。小さい数の規則を、そのままあらゆる数や量に広げられるわけではない点を確認します。

10以上では、e を機械的に付けない

2から9までの答え方から「どんな数字にも必ず e を付ける」と考えると、10以上でつまずきます。通常、tekau「10」で始まる数の前には、その形のまま e を付けません。一方、20の e rua tekau のように、e を伴う形もあります。

マオリ語 日本語 ポイント
Tekau ngā pukapuka. 本は10冊です。 tekau の前に e を置かない
Tekau mā tahi ngā pukapuka. 本は11冊です。 10に1を加えた形
E rua tekau ngā pukapuka. 本は20冊です。 rua tekau で20を表す
Tekau ngā tāngata. 人は10人です。 小さい人数の toko- をそのまま付け足さない

mā は、この数の組み立てでは端数をつなぐ役割をします。tekau mā tahi を「10と1」と考えると11が理解しやすくなります。大きい数は、まず数字そのものの組み立てを確認してから、名詞を続ける練習に進みましょう。

人を数える toko- の基本の系列は、先ほどの2から9の形です。10以上の人数は tekau など通常の大きい数を使うので、「人ならすべての数字に toko- を付ける」と覚えないでください。

液体などの量は、単位を示すと明確になる

日本語の「水はどれくらい?」は、量の目安を聞くことも、正確なリットル数を聞くこともあります。マオリ語でも、何の数量を求めるかを明確にするには、単位を使う方法が便利です。

  • E hia rita o te wai? — 水は何リットルですか。
  • E rua rita. — 2リットルです。

rita は「リットル」、o te wai は「その水の」というつながりを表します。ここでは hia の後ろに単位が続き、基本形の E hia ngā pukapuka? とまったく同じ並びではありません。まずは単位を含む一まとまりとして覚えましょう。

E hia ngā kapu?「カップはいくつですか」は、基本的にはカップという容器の数を聞く表現です。容器の個数と、中身の量は同じとは限りません。日本語の「何杯」という言い方を訳すときも、容器を数えたいのか、飲み物の分量を知りたいのかを区別します。

「誰が何人来るか」に組み込む

基本形に慣れたら、人数を尋ねる部分に動作の説明を続けられます。

  • Tokohia ngā tāngata ka haere mai? — 来る人は何人ですか。
  • Tokotoru ngā tāngata ka haere mai. — 来る人は3人です。

ka haere mai は、この場面では「来る」という意味です。質問の中心は依然として Tokohia にあり、後ろで「どの人たちか」を詳しくしています。最初から文全体を日本語の語順で作ろうとせず、Tokohia ngā tāngata?「人は何人ですか」という土台に説明が加わったものとして読むと分かりやすくなります。

「一つもない」は、肯定の数の置き換えだけではない

E rua ngā pukapuka.「本は2冊です」の数の部分に、ただゼロを入れれば、あらゆる「本がない」という場面を自然に表せるわけではありません。「本がない」「子どもは来ない」は、否定、つまり存在や動作を打ち消す文の仕組みにも関わります。数値としてのゼロと、会話で「ない」と答えることは分けて学ぶと整理できます。

練習のしかた

1.同じ数で「物」と「人」を言い分ける

机の上の本と、集まりの人数を想像し、数を変えながら交互に言ってみましょう。

  • E toru ngā pukapuka. — 本は3冊です。
  • Tokotoru ngā tāngata. — 人は3人です。

次は2、4、5に変えます。数字だけでなく、文の最初の形も切り替えるのが目的です。最後に1を入れ、物も人も kotahi になることを確認してください。

2.質問の hia を答えに置き換える

E hia ngā rā?「何日ですか」と自分で尋ね、E whā ngā rā.「4日です」と答えます。同じように Tokohia ngā tamariki?「子どもは何人ですか」から Tokorima ngā tamariki.「子どもは5人です」へつなげます。書けるようになったら、答えを見ずに声だけで続けてみましょう。

3.日常の3場面を短く再現する

本を数える場面、参加人数を聞く場面、値段を聞く場面を一つずつ決めます。毎回違う難しい名詞を増やすより、同じ場面で数を入れ替え、短い返答と名詞を含む返答の両方を練習してください。質問を聞いた瞬間に「物・人・金額」のどれかを判断できれば、基本の使い分けは身に付いています。

関連する項目

  • 先に確認したい項目: マオリ語の数 — 1から10までの形、11や20などの組み立てを確認できます。数字を覚えたら、このページの質問と答えに入れて使ってみましょう。

前提概念

マオリ語の数詞:基本の数え方と数量の表し方A1

その他のA1の概念