A1

イタリア語の序数

Numeri Ordinali

この記事は、Settemila Lingueのイタリア語文法ツリーの一部です。

概要

序数(numeri ordinali)は、順番や順位を表す数字です。「1番目」「2番目」「3番目」のように、物事の位置や順序を示すときに使います。イタリア語ではA1レベルから必要な基本文法で、階数、日付、世紀、ランキングなど多くの場面で登場します。

イタリア語の序数は、1番目から10番目まではそれぞれ固有の形を持っています。11番目以降は基数に -esimo を付けるという規則的なパターンに従います。日本語の「第〜」とは違い、イタリア語の序数は形容詞として機能するため、修飾する名詞の性(男性・女性)と数(単数・複数)に一致させる必要があります。

基数(numeri cardinali)をすでに学んでいれば、序数への応用はスムーズです。パターンを理解して、まずは1番目から10番目をしっかり覚えましょう。

仕組み

1番目から10番目までの序数

これらは個別に覚える必要があります。基数とは形が大きく異なるものもあります。

数字 男性単数 女性単数 意味
1° primo prima 1番目
2° secondo seconda 2番目
3° terzo terza 3番目
4° quarto quarta 4番目
5° quinto quinta 5番目
6° sesto sesta 6番目
7° settimo settima 7番目
8° ottavo ottava 8番目
9° nono nona 9番目
10° decimo decima 10番目

11番目以降の作り方

11番目からは、基数の最後の母音を取り除き、-esimo を付けます。

基本ルール: 基数の語末の母音を落とす + -esimo

基数 → 序数(男性単数) 意味
undici → undicesimo 11番目
dodici → dodicesimo 12番目
venti → ventesimo 20番目
trenta → trentesimo 30番目
cento → centesimo 100番目

例外: 基数が -tre で終わる場合は、母音を落とさずにそのまま -esimo を付けます。アクセント記号(é)は外れます。

  • ventitré → ventitresimo(23番目)
  • trentatré → trentatresimo(33番目)

例外: 基数が -sei で終わる場合も、母音を落としません。

  • ventisei → ventiseiesimo(26番目)

性数の一致

序数は形容詞として働くため、名詞の性と数に合わせて語尾が変化します。

単数 複数
男性 primo primi
女性 prima prime
単数 複数
男性 secondo secondi
女性 seconda seconde

この変化はすべての序数に適用されます。

  • il primo giorno(最初の日)→ i primi giorni(最初の数日間)
  • la terza volta(3回目)→ le terze volte(3回目の複数)

序数の位置

序数は通常、名詞の前に置きます。これは一般の形容詞と異なる点です。

  • il secondo piano(2階)
  • la quinta lezione(5番目の授業)

文脈での例文

イタリア語 日本語訳 補足
È la prima volta che vengo in Italia. イタリアに来るのは初めてです。 prima = 女性単数(volta に一致)
Abito al secondo piano. 2階に住んでいます。 secondo = 男性単数(piano に一致)
Prendi la terza strada a destra. 3本目の道を右に曲がってください。 terza = 女性単数(strada に一致)
I primi giorni sono sempre difficili. 最初の数日はいつも大変です。 primi = 男性複数(giorni に一致)
Siamo nel ventunesimo secolo. 私たちは21世紀にいます。 ventunesimo = 男性単数(secolo に一致)
Ha vinto il quinto premio. 5等賞を獲得しました。 quinto = 男性単数(premio に一致)
La quarta domanda è difficile. 4番目の質問は難しいです。 quarta = 女性単数(domanda に一致)
È il mio primo viaggio all'estero. 初めての海外旅行です。 primo = 男性単数(viaggio に一致)
Le prime settimane sono importanti. 最初の数週間が大切です。 prime = 女性複数(settimane に一致)
Abita al terzo piano. 3階に住んでいます。 terzo = 男性単数(piano に一致)
È la seconda volta che ti chiamo. 電話するのは2回目です。 seconda = 女性単数(volta に一致)
Ho finito il sesto capitolo. 6章目を読み終えました。 sesto = 男性単数(capitolo に一致)

よくある間違い

性数の一致を忘れる

  • 誤り: il primo volta
  • 正しい: la prima volta
  • 理由: volta は女性名詞なので、序数も女性形(prima)にし、冠詞も la を使います。

11番目以降の作り方を間違える

  • 誤り: undicimo
  • 正しい: undicesimo
  • 理由: 11番目以降は基数の語末母音を取り除き、-esimo を付けます。10番目までの形と混同しないようにしましょう。

序数と基数を混同する

  • 誤り: il due piano(2階)
  • 正しい: il secondo piano
  • 理由: 順番を表す場合は序数を使います。基数(due)ではなく序数(secondo)が正しいです。ただし日付は例外で、「1日」以外は基数を使います。

複数形の一致を忘れる

  • 誤り: i primo giorni
  • 正しい: i primi giorni
  • 理由: 複数名詞を修飾する場合、序数も複数形にする必要があります。

練習のヒント

  1. 建物の階数で練習しましょう。 エレベーターや階段を使うとき、「primo piano, secondo piano, terzo piano...」と声に出して練習してください。日常的に繰り返すことで、1番目から10番目までの序数が自然に身につきます。

  2. 順番を表す表現を使いましょう。 料理の手順、旅行の計画、一日のスケジュールなどを説明するとき、「Prima cosa...」(最初に)「Seconda cosa...」(次に)のように序数を使って練習すると、性数の一致も同時に身につきます。

  3. 基数との違いを意識しましょう。 「3冊の本」(tre libri)と「3番目の本」(il terzo libro)の違いを意識して使い分ける練習をしてください。数量と順序で使う数字が異なることに慣れましょう。

関連する文法事項

  • 前提知識: 基数 — uno, due, tre など数量を表す数字。序数を作る土台になります。
  • 次のステップ: 時刻と日付 — 序数と基数を組み合わせて日付や時刻を表現する方法

前提概念

イタリア語の基数A1

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