A1

オランダ語の時刻と日付

Tijd en Datum

この記事は、Settemila Lingueのオランダ語文法ツリーの一部です。

まず押さえること

オランダ語の half drie は2時半です。日本語の「2時半」と違い、半には「次に来る時」の数字を使います。kwart over vier は4時15分、kwart voor vier は3時45分です。日付は通常「日・月・年」の順に書き、曜日と月の名前は文の途中では小文字にします。

全体像

待ち合わせ、病院の予約、列車の発車案内などでは、数字だけでなく「何を基準に数えているか」をつかむことが大切です。日本語では「2時25分」と分を足していく言い方が基本ですが、オランダ語の日常会話では「2時半の5分前」のように、半の時刻も基準にします。まずはちょうどの時刻、15分、30分、45分を身につけると、聞き取りがぐっと楽になります。

これは初級の A1 で学ぶ内容ですが、使い分けは数字の暗記だけでは終わりません。「今何時ですか」と「何時に始まりますか」では質問の形が変わります。また、会話の時刻と時刻表の読み方、1回の予定と毎週の習慣、日付の数字と「第何日」という形にも違いがあります。

以下では、まず会話ですぐ使う規則をまとめ、後半で地域差や少し細かい表現を扱います。最初からすべてを使いこなす必要はありません。日本語から一語ずつ置き換えるより、「予約は何曜日の何時か」をひとまとまりで言えることを目標にしましょう。

基本の仕組み

1.現在の時刻と予定の時刻を分ける

現在時刻は **Hoe laat is het?(今、何時ですか)**と尋ね、**Het is …(…時です)**で答えます。時刻を述べるときの het は、この形の一部として覚えましょう。日本語の「です」だけでは表せない、文の土台になります。

予定の「何時に」は Hoe laat …? または Om hoe laat …? で尋ねられます。答えでは om を時刻の前に置きます。om はここでは日本語の「〜時に」に当たる前置詞(名詞や時刻の前に置いて、関係を表す語)です。

オランダ語 日本語
Hoe laat is het? 今、何時ですか。
Het is drie uur. 3時です。
Hoe laat begint de les? 授業は何時に始まりますか。
De les begint om drie uur. 授業は3時に始まります。

uur は「時」を表します。ちょうどの時刻は één uur(1時)、twee uur(2時)、drie uur(3時)のように言い、数字が2以上でもこの形では uren にしません。één のアクセントは「1」であることをはっきりさせるために使われますが、通常の文章では een uur という綴りも見られます。

2.半は「次の時」、15分は「過ぎた・前」

over は基準の時刻を「過ぎて」、voor は基準の時刻の「前」を表します。kwart は1時間の4分の1、つまり15分です。次の表は、2時から3時までをひと回りするつもりで読みましょう。

オランダ語 時刻 考え方
twee uur 2時 ちょうどの時刻
vijf over twee 2時5分 2時を5分過ぎたところ
tien over twee 2時10分 2時を10分過ぎたところ
kwart over twee 2時15分 2時を15分過ぎたところ
tien voor half drie 2時20分 2時半の10分前
vijf voor half drie 2時25分 2時半の5分前
half drie 2時30分 次の3時までの1時間の半ば
vijf over half drie 2時35分 2時半を5分過ぎたところ
tien over half drie 2時40分 2時半を10分過ぎたところ
kwart voor drie 2時45分 3時の15分前
tien voor drie 2時50分 3時の10分前
vijf voor drie 2時55分 3時の5分前
drie uur 3時 次のちょうどの時刻

half drie を「3時の半分」と計算したり、「3時半」に結びつけたりしないのがこつです。時計の針を思い浮かべて、「次に3時になる途中の半分」と考えてください。**Het is half drie.(2時半です)**は、この規則を代表する文です。

kwart over vier(4時15分)では4時が基準、kwart voor vier(3時45分)では次の4時が基準です。一方、vijf voor half drie では基準が「2時半」になります。聞き取るときは数字だけでなく、over、voor、half をセットで捉えましょう。

これらの言い方の最後に uur は通常付けません。half drie、kwart over vier を完成した時刻表現として覚えれば十分です。

3.12時間の会話と24時間の表示

会話では12時間の言い方がよく使われます。half drie だけなら、午前2時半か午後2時半かは場面で判断します。必要なら 's nachts(夜中に)や 's middags(午後に)を加えます。

列車の案内や予約確認では24時間表記が便利です。たとえば 14:30 は午後2時半で、数字に沿って veertien uur dertig と読めます。オランダ語の文章では 14.30 uur のような点による表記も使われます。

オランダ語 日本語 使う場面
half drie 's middags 午後2時半 日常会話で午後を明示
veertien uur dertig 14時30分 数字表示を正確に伝える
om 14.30 uur 14時30分に 予約案内などの表記
om acht uur 's avonds 午後8時に 会話で夕方・夜を明示

half vijftien を14時半の言い方として使うことはありません。half は会話の12時間の数字と組み合わせる、24時間の数字は「時・分」の順に読む、と分けておきましょう。

4.曜日と「〜曜日に」

曜日は日本語の「月曜、火曜」のような短い規則で作るのではなく、それぞれを単語として覚えます。

オランダ語 日本語
maandag 月曜日
dinsdag 火曜日
woensdag 水曜日
donderdag 木曜日
vrijdag 金曜日
zaterdag 土曜日
zondag 日曜日

文の途中では maandag, dinsdag, woensdag のように小文字にします。「月曜日に」は op maandag です。ただし、時間を示す語として曜日を直接置くこともでき、Ik kom maandag. は「月曜日に来ます」という自然な文です。

op maandag は、文脈によって「その月曜日に」にも「月曜日はいつも」にもなります。習慣を明確にしたければ elke maandag(毎週月曜日)や maandags(月曜日はいつも)を使います。予定を決める段階では、曜日だけでなく日付も添えると確実です。

5.月の名前と日付の順序

月も文の途中では小文字です。日本語のような「1+月」の組み立てではないため、番号と結びつけて覚えましょう。

オランダ語 日本語
januari 1月
februari 2月
maart 3月
april 4月
mei 5月
juni 6月
juli 7月
augustus 8月
september 9月
oktober 10月
november 11月
december 12月

通常の日付は 15 januari 2026 のように「日・月・年」の順です。数字だけなら 15-01-2026 のように書けます。したがって 03-04-2026 は2026年4月3日であり、3月4日ではありません。日本語の「年・月・日」から順番を逆にする必要があります。

日付全体の前には op、月や年だけなら in を使います。

オランダ語 日本語
op 15 januari 1月15日に
op maandag 15 januari 1月15日月曜日に
in januari 1月に
in 2026 2026年に

6.日にちを読む数字と「第〜」の形

基数(1、2、3のように数をそのまま表す形)に対し、序数(第1、第2のように順番を表す形)があります。オランダ語の日付では両方に出会います。

15 januari は vijftien januari と読めます。また、日にちを序数で示す de vijftiende januari(1月15日)という形も使われます。「日付は必ず序数で読む」と覚える必要はありません。月の名前を添えない「15日に」なら op de vijftiende という言い方が便利です。de はここでは日にちを指定する語として、序数と一緒に覚えましょう。

1日から31日までの主な形は次のとおりです。日付の範囲では、基本的に1〜19は -de、20以降は -ste を付けますが、eerste、derde、achtste に注意します。

オランダ語 日にち・順番
eerste 1日・第1
tweede 2日・第2
derde 3日・第3
vierde 4日・第4
vijfde 5日・第5
zesde 6日・第6
zevende 7日・第7
achtste 8日・第8
negende 9日・第9
tiende 10日・第10
elfde 11日・第11
twaalfde 12日・第12
dertiende 13日・第13
veertiende 14日・第14
vijftiende 15日・第15
zestiende 16日・第16
zeventiende 17日・第17
achttiende 18日・第18
negentiende 19日・第19
twintigste 20日・第20
eenentwintigste 21日・第21
tweeëntwintigste 22日・第22
drieëntwintigste 23日・第23
vierentwintigste 24日・第24
vijfentwintigste 25日・第25
zesentwintigste 26日・第26
zevenentwintigste 27日・第27
achtentwintigste 28日・第28
negenentwintigste 29日・第29
dertigste 30日・第30
eenendertigste 31日・第31

最初は自分の誕生日の日にちから覚えると役に立ちます。日本語の「ついたち、ふつか、みっか」の読み分けをそのまま移すのではなく、オランダ語の数字に語尾を付ける仕組みとして整理しましょう。

場面の中で確かめる例文

次の例では、現在時刻、予定、繰り返し、日付を分けて確認できます。日本語では省略されやすい「午後」「毎週」も、予定の誤解を防ぐために意識してください。

オランダ語 日本語 確認する点
Hoe laat is het? — Het is half drie. 今、何時ですか。—2時半です。 半には次の時の数字を使う
De film begint om kwart over vier. 映画は4時15分に始まります。 時刻の前は om
We spreken af om kwart voor zes. 5時45分に待ち合わせましょう。 次の6時の15分前
Het is vijf voor half negen. 8時25分です。 8時半の5分前
De trein vertrekt om 14.30 uur. 列車は14時30分に発車します。 表示では24時間表記も使う
Kun je om half drie 's middags komen? 午後2時半に来られますか。 午後であることを明示
Ik werk op maandag en dinsdag. 月曜日と火曜日に働いています。 曜日の前は op
Elke woensdag ga ik zwemmen. 毎週水曜日に泳ぎに行きます。 elke で繰り返しを明示
Welke datum is het vandaag? 今日は何月何日ですか。 時刻ではなく日付を聞く
Vandaag is het 15 januari. 今日は1月15日です。 日、月の順に並べる
De afspraak is op de vijftiende januari. 予約は1月15日です。 序数を使う日付
Mijn verjaardag is op 3 maart. 私の誕生日は3月3日です。 月名の前に「の」に当たる語は不要
In augustus zijn we op vakantie. 8月は休暇で出かけています。 月だけなら in
De winkel is open van negen tot vijf. 店は9時から5時まで開いています。 van … tot … で範囲を表す

よくある間違い

1.half を日本語の「〜時半」と同じ位置で考える

  • 言いたいこと: 3時半です。
  • 誤り: Het is half drie.
  • 正しくは: Het is half vier.
  • 理由: half drie 自体は正しい表現ですが、意味は2時半です。日本語の「時」の数字をそのまま入れると1時間ずれます。

2.over と voor を取り違える

  • 言いたいこと: 4時15分に来ます。
  • 誤り: Ik kom om kwart voor vier.
  • 正しくは: Ik kom om kwart over vier.
  • 理由: voor vier は4時より前です。誤りの文では3時45分に来ることになります。

3.時刻と曜日の前に同じ語を使う

  • 誤り: De les begint op drie uur.
  • 正しくは: De les begint om drie uur.
  • 理由: 時刻には om を使います。op maandag(月曜日に)、op 15 januari(1月15日に)とは分けて覚えます。日本語ではどちらも「に」なので、組み合わせごとの練習が必要です。

4.月の数字を先に置いてしまう

  • 言いたいこと: 2026年4月3日。
  • 取り違え: 04-03-2026
  • 正しくは: 03-04-2026 または 3 april 2026
  • 理由: 通常の日付の順は日・月・年です。数字だけの記入で迷ったら、月を単語で書くと誤解を減らせます。

5.曜日や月をいつも大文字で始める

  • 誤り: Ik kom op Maandag in Januari.
  • 正しくは: Ik kom op maandag in januari.
  • 理由: 曜日と月は、文の途中では小文字です。文頭に置かれた場合には、ほかの語と同じく最初の文字を大文字にします。

6.序数の語尾をすべて -de にする

  • 誤り: De afspraak is op de achtde.
  • 正しくは: De afspraak is op de achtste.
  • 理由: 8は achtste です。1の eerste、3の derde とともに、単純な語尾の付け足しではない形を先に覚えましょう。

実際に使うときの注意

時刻・時間の長さ・回数を区別する

日本語では「2時」と「2時間」に違いがありますが、オランダ語ではどちらにも twee uur が現れます。周りの語で見分けてください。

オランダ語 日本語 違い
De les begint om twee uur. 授業は2時に始まります。 om が時点を示す
De les duurt twee uur. 授業は2時間続きます。 duurt が長さを示す
Ik sport twee keer per week. 週に2回運動します。 keer が回数を示す

een half uur は「30分間」、half drie は「2時半」です。Ik wacht een half uur. は「30分待ちます」であり、何時に待つかを伝える文ではありません。

日付の質問は場面で選ぶ

Welke dag is het vandaag? は「今日は何曜日ですか」という質問としてよく使います。日にちをはっきり尋ねたい場合は Welke datum is het vandaag?(今日は何月何日ですか)が確実です。「今日って何日?」をそのまま曜日の質問と混同しないようにしましょう。

予約の聞き取りに自信がなければ、Dus op 15 januari om half drie?(では、1月15日の2時半ですね)と日付と時刻をまとめて確認できます。午後の予定なら 's middags を添えるとさらに明確です。

地域によって聞こえる言い方が違う

オランダとベルギーのオランダ語圏では、時刻の言い方に違いがあります。たとえば2時20分は、オランダでよく聞く tien voor half drie のほか、twintig over twee という言い方にも出会います。ベルギーでは kwart na twee(2時15分)のように、over の代わりに na を使うこともあります。

どちらか一つだけが正しいのではありません。まず自分が暮らす地域でよく使う形を発話の軸にし、別の形は聞いて理解できるようにしておくと十分です。

一歩先へ:慣れてから確認したいこと

ここからは初級の基本を使えるようになってからで構いません。案内文や少し長い会話を読むときに役立つ違いです。

1.朝・昼・夜と、今日の時間帯

's morgens(朝に)、's middags(午後に)、's avonds(夕方・夜に)、's nachts(夜中に)は、時刻を補ったり、習慣を述べたりする表現です。先頭のアポストロフィは綴りの一部です。

これに対し、vanochtend は「今朝」、vanmiddag は「今日の午後」、vanavond は「今晩」を表します。

  • Ik werk 's avonds. — 夜に働いています。
  • Ik werk vanavond. — 今晩、働きます。

前者は普段の勤務時間の説明に使え、後者は今日の予定です。ただし om acht uur 's avonds の 's avonds は、単に「午後8時」と午前から区別する役割なので、それだけで「毎晩」になるわけではありません。

2.西暦の読み方

年は日付と組み合わせて覚えると便利です。1900年代では、前半の2桁に honderd を付けて読む言い方がよく使われます。

オランダ語 日本語
negentienhonderdachtennegentig 1998年
tweeduizend 2000年
tweeduizend zesentwintig 2026年

年の前に日本語の「年」に当たる語を必ず付ける必要はありません。**Ik ben geboren in 1998.(私は1998年生まれです)**のように言えます。

数字だけの書類では、年・月・日の順の 2026-04-03 という国際的な表記も使われます。これは通常のオランダ語の日付順とは別の書式です。入力欄では、日・月・年の指定や、入力例を確認してください。

3.「次の月曜日」と「今度の月曜日」

volgende maandag は「次の月曜日」、aanstaande maandag は「今度の月曜日」です。ただし「次」が直近の月曜日か、その次の週かは、会話の時点や話し手の捉え方によって解釈が揺れることがあります。大切な予約では、maandag 15 januari(1月15日月曜日)のように日付も伝えるのが安全です。

同じく morgen(明日)と 's morgens(朝に)は別の表現です。「明日の朝」は morgenochtend と言えます。

4.おおよその時刻と範囲

om は予定の時点、rond はその前後、tegen は「そのころ・その時刻に近づくころ」の目安を伝えるのに使えます。厳密な開始時刻を伝える場合は om が基本です。

  • De les begint om drie uur. — 授業は3時に始まります。
  • Ik kom rond drie uur. — 3時ごろに来ます。
  • Ik ben tegen drie uur thuis. — 3時ごろには家にいます。

van … tot … は「〜から〜まで」です。van 3 tot en met 5 april は「4月3日から5日まで、5日も含めて」を表します。休業日などで最終日を含むと明示したい場合、tot en met が役立ちます。

5.正午と真夜中を曖昧にしない

twaalf uur(12時)だけでは、昼か夜かが分からないことがあります。twaalf uur 's middags は正午、twaalf uur 's nachts は真夜中です。真夜中そのものは middernacht とも言います。

午前0時を指す 00.00 uur は日付の境目なので、宿泊・交通の予約では「何日の0時か」まで確認してください。日本語の「金曜の夜中」と同じく、日常的な捉え方と書類上の日付がずれる可能性があります。

練習のこつ

  1. 同じ1時間を5分刻みで言う。 2時から3時までの時計を描き、まず kwart over twee(2時15分)、half drie(2時半)、kwart voor drie(2時45分)を置きます。その後、2時25分と2時35分を加え、「半の前か後か」を声に出して確認しましょう。
  2. 自分の予定を3種類の「に」で書く。 om negen uur(9時に)、op dinsdag(火曜日に)、in maart(3月に)を使って、実際の予定を1文ずつ作ります。次に「3月3日火曜日の9時」のような情報をまとめ、日付は日・月の順で書きます。
  3. 数字表示と会話を往復する。 14:30 を half drie 's middags(午後2時半)に、kwart voor acht 's avonds(午後7時45分)を19:45に直します。最後に誕生日を基数と序数の両方で言い、月名を小文字で書けるか確かめてください。

関連する文法項目

  • 先に確認する項目: 基数:数の基本 — 時刻の数字、月の日にち、西暦を読む土台になります。特に21以降の数字の並び方を復習すると、日にちの序数も覚えやすくなります。

前提概念

オランダ語のHoofdtelwoordenA1

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